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高校生ワンポイント |
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5月 その1>> <高校生ワンポイント> 高3男子・母> 国公立大で勝負 <質問> 息子はC高3年。 国公立大を目指しています。 彼は中学のとき野球部。 高校ではどうするのかと見守っていたのですが。 「高校野球は甲子園を目指す。自分にはそこまでの情熱はない。せっかく進学校C高に入ったのだから、高校ではしっかり勉強する」 そんな訳で、部活は特にやっていません。 ですから、A高やB高に進んだのに部活をバリバリやっている方は「スゴイなぁ」と感心します。 ・・・ 息子は学年10番くらい。 評定は4.8あります。 ただ、A高やB高ならともかく、C高でこれくらいの順位では国立大はちょっと微妙かな。 あと本人のタイプなのですが。 どの科目も器用にこなせる、というわけではなくて。 コレと決めて、その科目に集中すると伸びていく感じです。 できれば国公立大に行ってほしいです。 <回答> とてもしっかりしたお子さんですね。 塾の中学生や高校生に聞かせてあげたいくらい。 彼とか彼女とか・・顔が浮かんでしまいます(笑) 冗談はともかく、それくらいしっかりしたお子さんです。 まず、そのことを認めてあげてくださいね。 ・・・ 次に勉強。 国公立大を希望、とあります。 ただ「どの科目も器用にこなせる、というわけではない」とありますね。 そして「コレと決めて、その科目に集中すると伸びていく」と。 ここがポイントです。 国立大って、受験に5教科7科目が必要じゃないですか。 最近はさらに情報も加わってきた。 ここを乗り切るには、体力が必要です。 でも、それだけではダメで。 ある程度の器用さもないと難しい。 この点が、ちょっと引っかかります。 志望は「国公立大」とありますよね。 それじゃあ公立大はいかがですか。 県立大とか市立大。 科目数はちょっと少なくてすみますから。 検討してみてくださいね。 |
5月 その2>> <高校生ワンポイント> 高1女子A> 高校生111の法則る <質問> この春、A高に合格しました。 今は勉強に燃えています。 ところで、塾長は「高校生111の法則」というのをホームページに載せていて。 新入生にとって大事なことが書いてあると、父から聞きました。 私も探したのですが、見つかりませんでした。 どんなことですか? <回答> 合格おめでとうございます。 A高ですか、難しかったでしょう。 よくがんばりましたね。 合格しただけで満足していない。 「今は勉強に燃えてます」というのも素晴らしい。 その調子で励んでください。 ぐんぐん伸びますから。 ・・・ さて、高校生111の法則。 今はホームページに載せていません。 ここで内容を説明しますね。 「111」というのは「1年生の1学期が1番大事」ということです。 なぜか? これまでたくさんの高校生を見てきて。 1年生の1学期の成績とあまり変わらないレベルで大学受験を迎える。 そんな方がたくさんいました。 ということは、1年生の1学期の成績でその後に行ける大学が決まってしまう! これに気づいた時は衝撃でした。 ならば、逆に考えて、1年生の1学期の成績を良いものにしておけば、その後に行ける大学も良い所になる。 そう思ったのです。 じゃあ、1学期の勉強に全力投球しようじゃないか。 それをうながすキャッチコピーとして「高校生111の法則」を思いついたのです。 ぜひ1学期の勉強を大事にしてくださいね。 |
5月 その3>> <高校生ワンポイント> 高2男子B> 理系クラスに進んだが <質問> ある進学校の理系クラスにいます。 将来の就職がよい、という理由で理系を選択しました。 ただ向いていたのか、1年生の時に数学で困ることはありませんでした。 が、問題は2年生になってから。 僕のクラスは成績が良いです。 理系クラス6つの中でも一番。 周りには成績優秀な生徒がゴロゴロいます。 会話のノリも、どこかなじめません。 「本物の理系って、こういう人たちなのか」 あっけにとられることが多い毎日です。 はたして自分は、このままこのクラスでやっていけるのか? 理系の適性はあるのか? これまでとくに壁にぶつかることなく進んできました。 初めて巨大な壁に囲まれている感じがします。 <回答> ズバリ言います。 その壁、幻想です。 たかだか1メートルくらいの高さしかありません。 ひょいと乗りこえられます。 以上(笑) ススキの穂> えっとね、そんなものなんです。 怖い怖いと思って夜道を歩くと、ススキの穂も幽霊に見える。 そんな話、聞いたことありませんか。 Bくんは、今まさにそんな状況にあるのです。 ・周りの人たちが本物の理系に見える? いえいえ、それススキの穂です。 それを「本物の理系」という幽霊だと勘違いしているだけなんです。 次のステップ> 自分のペースを守ること。 ズバリこれです。 周りがいくら猛スピードで突っ走っても、BくんにはBくんにあった速度があります。 それを守る。 これが大事。 するとね、気づいた時には思いがけないほど遠くに、思いがけないほど早く、到着しているものですよ。 |
5月 その4>> <高校生ワンポイント> 高3女子C> 部活は夏も・・? <質問> A高のバレー部です。 私の代は強くて。 県でも上位を争うレベルです。 上手くいけば県大会も突破して、東北大会にも進めそう。 私の専門は守備。 体をはって、相手のスパイクを防ぎます。 ただ、東北大会まで進むとすると、夏の終わり頃まで部活が続きます。 受験、間に合うかな? 国際系を志望。 できれば国公立大。 でも、きびしそうなら私立大もあり。 <回答> バレーはよく知らないけど。 なんか格好良さげですね。 ぜひ、がんばってください。 応援してます。 ただ、そうすると受験勉強が・・ これは困りますよね。 とはいえ、部活を中途半端にするとモヤモヤが残ります。 「さあ、やるぞ」という勉強の動機づけが出てきません。 こちらも問題あり。 ・・・ さて、どうするか? 答えは、両方取る。 欲張りですが(笑) えっとね、戦略があるのです。 それは選択と集中。 必要なものを選んで集中し、他は捨てる。 受験生にとって最も大切な資源は「時間」。 それを有効に活用する。 ・・・ 具体的に書きますね: 勉強で力を入れるものは国際系の受験科目のみ。 他は軽く流す。 課外は出ない。 模試はテキトーに対応する。 自分のエネルギーを、部活と受験科目のみに集中する。 そんな作戦です。 ・・・ 受験科目について: 教材をしぼります。 これ!という1・2冊のみやる。 2周・3周する。 他の教材はやらない。 ちょっと過激ですが。 これくらいの気合いで臨むと上手くいきますよ。 |
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